亀リラの綿を詰め替えた話。
上手くできるか悩ましかったもので、ずっと決断できずにいたのですが。
亀リラだけはぬいぐるみ病院に預けて1週間とか1ヶ月とか、そんなんちょっとでも離れているなんて無理だし。
でも、このままだと尻尾の付け根とかがその内ちぎれそうで、とても不安だったもので、皮膚が擦り切れて破れてしまう前に亀リラの綿を詰め替えることにしました。
以下、ある意味グロ画像もくるので、苦手な方はここでストップしてください。
綿抜いて、ぺったんこになった亀リラたんいるので、ダメな人はそれもダメだろうな、と思ってTwitterじゃなくてブログに書いたので。
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事前準備として、とりあえずプリンスキャットを綿詰めるためなりなんなりで背中なりを開いたことがある方をTwitterで探したところ、初期プリキャに骨組み入れるために開いた、という方がいらっしゃいましたので、少しお話をお伺いして、参考用に見せていただいたお写真をもとに、私も背中を開くことにしました。
※初代発売時のプリキャちゃんたちは骨ありの子は発売されていませんでしたので、ご自身で骨組を入れていらっしゃる方がいるのは知ってました。
綿抜いてお風呂入れる前のお写真。
2月頃に我が家に来た海リラちゃん(左←)と
綿抜く前の亀リラたん(右→)
常に持ち歩いている+一緒に寝ているので、まめにお風呂入れているけど黒いのう…
それにまめにお風呂入れてるのもあって、綿が細くなっていて、やっぱり小さいのう…
あと他の子に比べてわずかに軽かったんだよなあ。
これ綿を詰めたら、大きさ変わるのかな、とか顔変わっちゃうかな。とか思っていたのですが。
2月頃に我が家に来た海リラちゃん(左←)と
お風呂と綿詰めが終わった亀リラたん(右→)
お風呂入れて綿を(自分の好みで)入れた後を見ても、確かに詰めた分だけふくよかにはなりましたが、小さいのはかわらないわ、顔もちょっとふっくらした以外大きな変化ないんで、この子、元からこうなんだな、って思いました。
っていうか、めちゃくちゃ汚れ落ちてるな。
触り心地も(写真じゃまったく伝わらないけど)買ってすぐの頃に戻ってる!??
というわけで、簡単に何したかを。
もし綿の詰め替えとか考えている方へのメモにでもなればと思います。
1)背中開きます。
毛をかき分けると、縫い合わせの糸らしきものが見えるので、それが見えるまで、こう手で開いてみてあげてください。
糸が見えたら、皮膚(本体の布)を傷つけないように糸だけを切っていきます。
先が細い(尖った)手芸用のハサミかリッパーを使うのですが、小さなお子様近くにいる場合はお気をつけください。(自分ですら怪我するものだから)
2)綿を全部抜きます。
私のは完全に入れ替えるために、全部抜きました。
手先・足先・尻尾の先に頭のも全部。
抜いた綿がこれ。(綿がそんな汚くなってなくてよかった…)
尻尾はお尻から尻尾の付け根のトコが少し細くなっているので取りにくいですが、尻尾をもみもみしながら押し出してあげてください。
耳以外は全部綿入ってると思っていいです。手や足の先、布が切り替わった先とか、お顔の鼻と口のところとかも全部、綿入ってます。
お尻には綿とは別にお座りの重り用だと思うのですが、ビーズの入ったメッシュの小袋がくっついています。
この袋は誤って破いたり、抜いたりしないでください。(お座りの重りなんていらねーよって人は自己責任でどうぞ)
お尻の方に縫い付けられているので、引っ張るのもやめましょう。
綿抜いてぺったんこな亀リラたん(お風呂後)
3)本体をお風呂に入れます。
綿抜いてからのお風呂が一番楽です。(ぺったんこだから)
今回ともかく綺麗にしてあげたかったのと、柔軟剤とか使ってもすぐゴワつくのを何とかしたくて、調べた結果、用意したのがこれ。
セスキ炭酸ソーダの方は100円ショップでも買えます。
まず、これをお湯に溶かして亀リラたんを20分ほど漬けておきます。
亀リラ「おふろ、いやああああああああああああああぁぁぁぁぁ……ぶくぶくぶく」
次にすすぎを済ませて、いつものぬいぐるみ用シャンプーで同じく20分ほど漬けてからすすぎ。
そこまで終わったら、レノア リセットをお湯に溶かして、やはり同じく20分くらい漬けてからすすいだら、干します。
綿含んでないので、乾くのは早いです。晴れた日で風ある時だったら、日陰に干しても夜には乾いているかと。
4)乾いたら綿を詰めます。
ある意味一番大変。
自分は足→尻尾→お尻から腰付近→手→頭→残りの胴体、の順で詰めていきました。
用意した綿はダイソーで売っていた手芸用綿です。プリキャちゃんだったら、これ1つで1匹(+少し余る)感じでした。
詰めるときですが、先が丸い長い棒を用意しておいてください。
手先足先尻尾の先まで綿を詰めるのに、人の手だけでは限界があります。(※先が尖っていたり細すぎる棒だとプリキャちゃんたちの皮膚を貫通する恐れがあります。私は使っていない割りばし使いました)
綿を詰めては揉んで、変に固まらないようにしながら、あと肉感を確認しながら詰めていきました。
手先とかも外からもみもみしてあげてください。意外と綿が行き届いてなかったりするので。
それから鼻先も綿が行き届きずらいです。
この辺りは触りながらしっかり詰めていきました。
あと、小さくちぎっては入れる、ということは出来るだけしない様にしました。
綿が割れて皮膚に変な癖とかが付きやすくなると思いましたもので。
5)背中の空いているところを縫い合わせます。
あともう少しで終わりです。
コの字縫い(わからなかったら、コの字縫い 縫い方、とかで検索かけると幸せになれます)で開いた背中を縫い合わせます。
いつもは何も気にしないで、普通の縫い針を使うのですが、ぬいぐるみ用の針?があるらしいと知って、探してみました。(別にぬいぐるみに限ったものでもないけど立体物用、らしいです)
6)最後にブラッシングとマッサージ。
ブラッシングしてあげてください。薄い綿がプリキャちゃんたちにも自分の服にもけっこうついていました……
それから綿が変にかたがってないか、最後にもう一度もみもみっと揉んであげます。
これで、出来上がりました。
少しふくよかになりましたが、お顔とかがそんなに変わることもなく、やっぱりお前身体も小さい、ってなったので、プリキャちゃんたちの個体差は綿の詰め具合だけでなく、その前の皮からもう差があるみたいです。
友人に綿詰め替えた話をしたら、尻尾がちぎれるんじゃないかと心配していた、と言われました。
尻尾の付け根、綿が割れてすっかすかだったんですよね。
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そんなワケで、亀リラたんの綿を詰め替えたお話でした。
綿詰め替え決行直前に作っていた Beautiful Memorys の藍ちゃんのお衣装。(きちんと着れてます)
11月、抽選当たるといいな。行ける事になりましたら、お揃い衣装のアイぬいちゃんと一緒に連れていきます。