キミの元に届け

最愛の人へ届けるための主に趣味を綴るブログ

「渚のリーチ!」読了

プロ雀士でMリーガーの黒沢咲さん著書、麻雀青春小説「渚のリーチ!」、読みました。

 

f:id:my_beloved:20220312163207j:image

 

友人より、麻雀初心者でも読みやすいと思う、と背中を押されたのと、自分自身、小説などは読むのが好きなので、発売すぐではなかったですが入手してきました。

(私は推理小説やファンタジーなど好みなものを結構乱雑に読む方です)

 

Twitterで感想書くとツリー表示になるな、って思ったのでブログで書いてみようと思った次第なのですが、前置きを少し。

 

このブログで麻雀関連を扱うのが初めてなので、他の記事を遡っても麻雀のお話は皆無です。(この記事をアップした当時)
主に別の次元のプリンスさまを追っている話とか、亀リラ(↑ご本と一緒にいるネコのぬいぐるみ)とかのお話しかないです。

 

また麻雀初心者です。初心者とか可愛いレベルではない初心者です。
たぶん両親は麻雀知ってるしやってたみたいですが(実家に一式あったような)。

私自身は昔、フジかどっかの深夜番組でやっていた麻雀番組を流し見してた程度で、Mリーグは日曜深夜の地上波で熱闘Mリーグをリーグ発足時から観てましたが、Mリーグの試合そのものを観始めたのは今シーズンからです。
亀助(亀リラのご主人)のお母さまが麻雀大好きでルールとか覚えて遊びましょう、ってお約束してからコロナでお会い出来なくなったもので、次にお会い出来る時に麻雀のお話とか出来たら、と思いとりあえず見る雀から始めてみました。

 

前述の流れもあってか、萩原さんがいらっしゃるチーム雷電は密かに応援していましたが、本田さんに(文字通り)見惚れて、瀬戸熊さんや黒沢さんをもっと知って、本格的にチーム雷電を応援するようになりました。

(余談だけど、私が好きなものって雷が多いな)

 

役とか点数計算とか以前に麻雀牌の読み方もまだ怪しいです。あ、西(シャー)は覚えたよ、覚えた!
ゲームの流れはだいたいわかってきましたが、ルールとかも明確ではないです。


前置き長かったです、すみません。
そんなマジレベルで麻雀初心者な私が読んだ「渚のリーチ!」の感想です。
感想文は苦手なんで、思いのまま叫んでるだけかもしれない。(書き終えてみたら意外と叫ばず冷静に書いてた)

 


*****

 

 

これは恋愛小説だ、と思った。

 

何言ってんだ?って思われても構わない。

読んでる途中からも読み終わってからも、私のこの物語に対する第一の印象は「恋愛小説」だ。

麻雀に恋をした渚と麻雀の恋愛だ。

恋焦がれ猛アプローチをし、気持ちを交わしあった後もすれ違い、焦れては見失い、また話し合い互いを知って、愛を深め続ける。

そんな恋愛小説だった。

 

 

本を読むのは好きなんだけどいかんせん、読み手の私が癖強いせいで書き手の文章の癖によって感情移入に時間かかったり、理解や飲み込みに時間が掛かりすぎて集中が途切れたり、なかなか読み進まないこともあるのだけど、「渚のリーチ!」はすごく読みやすかった。結局、途中で休憩をほとんど入れることなく、二時間半ほどで読み終えてしまった。

 

通常、一人称小説ってどちらか言うと読みにくい部類と私は感じてる。

でも「渚のリーチ!」は終始、渚視点だからこそ読みやすかったのかもしれない。

渚から見える恋人(麻雀)、家族、友人に先輩後輩。世界、世間を他の誰の視点も挟む事なくいてたからこそ、渚にとっての麻雀、渚の麻雀、渚から見える麻雀がするする入ってきて読みやすかったのかもしれない。

 

前置きに書いたけど、麻雀の知識は皆無といっても差し支えないくらいには知らない。

Mリーグの今レギュラーシーズンを完走してるので、試合の流れや勝敗の条件くらいはわかるけど、実況や解説が叫んでる単語の数々や麻雀牌の読み方とか知らないもんだから、今待ってる牌はなんなのかわからないし、日吉さん、なんで今叫んだの????ってこともたくさんな私が、この恋愛小説を読んで思ったことは、麻雀に興味が湧いてきたけど、いきなり麻雀の初心者本ですらハードル高い無理、って人は「渚のリーチ!」読んでみるのはどう?ってこと。

 

乱暴な言い方で印象かもしれないけど、何かしらの「専門的」な題材を冠した物語は「知ってる人にはするっと通じる」けど時に「知らない人には話も聞かずに門前払い」してしまうきらいがあると思うのだけど。

「渚のリーチ!」はその門前払いを出来るだけしないように感じた。

あまり詳しく話すとネタバレになるけど、小説なのに麻雀牌の読み方一覧あったし(そこにしおり挟んで読んでた)なんなら絵付きでだし、牌譜は随所に絵で載ってるし。

そしてルールやゲームの流れ、そしてそれらを語る時に出てくる麻雀牌以外の専門用語の説明が、散りばめてあった。

 

さすがに終盤の試合のシーンは正直チンプンカンプンで置いてかれたけど、それまで置いてかれずにいたお陰で、初見わからなかったところは、麻雀をもう少し覚えてから読み直したらきっと理解出来そう、って思うことが出来ました。

 

あとね、乙女心がチラリと覗けてたのも良かったなぁ。ネイルとか、勝負服的なのとか。

ちょー余談なんですが、私、めっちゃ指フェチなんですよ。

Mリーグって選手のお顔より指映ることのが多いと思うんですが、女性リーガーさんたちのネイルの艶やかさや男性リーガーさんたちのお手入れされた指見てるだけで激ったし。

(あまりゴッテゴテなネイルだと引くかもだけど)

 

余談ついでに。

今シーズン、雷電を応援していて、なんでかわからないけど、萩原さんも、瀬戸熊さんも、黒沢さんも、本田さんも、自由にのびのびとたくさん麻雀打ってくれたらいいなぁ、って感じてました。

なんでかわからなかったけど「渚のリーチ!」を読み終えたら、なんとなーくわかった気がします。

 

 

私はーっ!本田さんの、王子の笑顔と麻雀をもっとみたいので、よろしくお願いします!!!(何を

 

 

素晴らしい作品を、ありがとうございました!!